原因不明のまひに関係してると言われているエンテロウイルスD68とは? 去年の夏から原因不明のまひを引き起こすとの報告が相次ぎ
国立感染症研究所によると
2015年8月から12月3日までに
日本全国で66名の患者が報告されたそうです。


大人も含まれていますが
子どもの患者が6割ということで
子供のほうがかかりやすいんですね。

加えて
原因不明の麻痺というのが怖いんですが
一部の患者からはエンテロウイルスD68(EV-D68)が検出されたとか。


エンテロウイルスD68とは聞き慣れない名前ですが
どんなウイルスなのでしょうか。


症状や感染経路などについて調べてみました。




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エンテロウイルスD68について

エンテロウイルスD68は
エンテロウイルス属のウイルスの一つ。

かぜの原因のウイルスのひとつ
ライノウイルスに似ていて

手足口病の原因になる
エンテロウイルス(EV)71型も
エンテロウイルス属です。


【感染経路】
エンテロウイルスD68の感染経路は
発症している人のくしゃみや咳などの飛沫
ウイルスがついた手などに接して感染すると言われています。

【症状】
エンテロウイルスD68に感染すると
咳、鼻水、発熱といった風邪に似た症状がでます。

また、喘息に似た発作や気管支喘息
休戦気管支炎、呼吸困難を伴う肺炎といった呼吸器疾患が出ることも。


子どもはウイルスに対する免疫を持っていないことから
かかりやすいと言われています。

また、大人がかかっても軽症で済むことが多いのですが
子どもや赤ちゃんがかかると重症化することが多いです。


原因不明の麻痺も
エンテロウイルスD68の原因と考えられていますが
咳や発熱といった症状の後、まひの症状が現れた
一部の患者から検出されました。


【症例】
エンテロウイルスD68は
2014年アメリカで1000人以上が感染し
大流行しました。

日本では2010~2013年までに
およそ120の感染が報告されていて
2015年は(10月13日時点で)50例を超えました。


【検査方法】
患者から採取した咽頭ぬぐい液などの検体を調べて診断します。
原因不明のまひとの関連が考えられる場合は
血液や尿、便などを調べることがあります。

検査は、地方自治体の医療機関、保健所などで行われています。


【治療法】
エンテロウイルスD68のワクチンはなく
治療は対処療法になります。



効果的な治療法がないので
やっぱり予防が一番ですよね。

ウイルスの予防法は
風邪の予防と同じく
手洗いやうがい、マスクの着用
規則正しい生活などが挙げられます。

また、ウイルスはアルコール消毒には強いので
消毒する時は塩素系の消毒剤を使います。



原因不明のまひについて
すべてが解明されたわけではありませんが
エンテロウイルスD68が原因という可能性もある
ということだけわかっただけでもいいですよね。


子どもがかかると重症化してしまう可能性が高いので
感染しないように
日頃から注意していきたいですね。